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にこにーストーリー 第二十章(最終回)

まさかの事態が起こった。私は祈願の大手電機メーカーに就職を果たしたのだが。配属先が地方になってしまったことである。





もちろん配属の希望は首都圏で出した。第二希望は中部とはしていたが、そちらの方の人が足りなかったらしい。

ツバサさんにも訴えたが、どうやらかなわなかったらしく、あなたにはあなたなりにがんばってほしいと言われた。

正直言って不安だったし、何より妹達や真姫ちゃんをおいてくことになるのだ。

ただ妹たちはママが今年に入ってから東京に戻ってくるので、あんまり心配することでもないかもしれない。

ただ妹たち、特にこころがなきながら行っちゃ嫌だぁと泣いてくる。

真姫ちゃんも、なんで・・なんで行っちゃうの!って訴えてきた。

こっちだって寂しいことだ。いつ帰ってくるかもわからないし、全く知らない地での仕事なんだから。

でも、これも受け入れていくしかない。なぜなら、どんな試練が来ても、他人の力もかりてはいるがあるが乗り越えてきた。そんな自分をこんなことで投げ捨てるわけにはいかないんだ。

私はその意思で、荷物をまとめ、住み慣れた東京・神田地区を離れ、富山県高岡市にある事業所の近くの寮へ引っ越しをすることにした。

そして出発の前日であった。

にこ「ふぅー・・。これで荷物は大体まとまったにこね。」

こころ「お姉様・・。ホントに行ってしまうんですか・・・」

にこ「往生際が悪いわね~。しばらく離れるだけよ。」

こころ「嫌だ・・。お姉様とこんなに長く会えないなんて・・・。うわあああああああん!」(しくしく

ここあ「こころ姉ちゃん・・。」

にこ「ここあ、こころを頼むわ。わたしはやることあるから。」

ここあ「う・・うん・・。」

こころはその日、ずっと泣きっぱなしだったようだ。長年苦楽をともにして、あこがれだった姉への気持ちが強すぎたのだろう。

翌日、ツイに出発である。にこの家族は東京駅まで来たが、こころと真姫は来てくれなかった。

にこ「じゃあ・・。行ってくるわね。」

にこママ「気をつけるのよ。」

虎太郎「ねーちゃんいってらっしゃい。」

ここな「にこねーたんまたあいにきてねーっ!」

にこ「ありがと・・。それで、こころは」

ここあ「うーん・・そっと、してあげて。」

にこ「・・・そう。」

にこ(というか真姫ちゃんは・・・)

はくたか555号 金沢行き発車しまーす。

にこ「じゃあ、またね。」

みんな「ばいばーい!」

にこは新天地に向けて旅立った。一方、こころと真姫は何をしていたのか・・。

聖橋

こころ「・・・・。」

こころ(お姉様が・・ついにいっちゃった・・。私ったら昨日から泣き続けてソノママ寝ちゃって・・。)

こころ(何でなんだろ。本来ならお姉様が無事に就職して、それも優良な大手企業の一員、これで誰もが認めるすばらしい姉になるのに・・・。)

こころ(でも、離ればなれになっちゃえば、なかなかあえなくなっちゃう。それが嫌だったのかな・・。)

こころ(まだ・・お姉様が離れてしまった・・実感がわかない・・。)

??「こころちゃん?」

こころ「はっ・・はいっ!」

真姫「こんな所にいたのね。どうしたの?」

こころ「ごめんなさい・・心配かけてしまって・・。」

真姫「きっとにこちゃんが地方に行っちゃったことでそんな顔してたのね」

こころ「わかっちゃいましたか・・。」

真姫「誰だってわかるわよ。私も、同じ気持ちよ。」

こころ「そうですか・・。確かにお姉様と仲よさそうでしたし」

真姫「なんでだろ・・。昔から良くからかわれたりしたんだけど、それがいつの間にか楽しくなっちゃったのよね。でも、不器用でも一生懸命で、ちゃんと後輩達の面倒も見てくれる。しっかりした子なんだなと思うわ。」

こころ「なるほど。」

真姫「なのに・・パパもあいつも、にこちゃんのことなにも知らないのに、職に就いてないからってあんなに酷いことして・・。」

こころ「そうですね。毎日傷だらけになって帰ってきて・・本当に心が痛みました。許せないですよ。」

真姫「ごめんなさいね、私のせいでみんなに迷惑かけて・・。」

こころ「いえ、真姫さんが悪い訳じゃありませんよ。あんな事考える人がいるから・・。」

真姫「でも元はといえば、私がにこちゃんと・・・。」

こころ「もう辞めましょう、この話は。今嫌なこと聞いたら、もっと気分が悪くなりますから・・。」

真姫「そっ・・そうね。」

こころ「はい。あっ、一ついいですか?」

真姫「何かしら?」

こころ「これからも、お姉様の大切な友達でいてくださいね。」

真姫「・・・。も、もちろんよ。」

二人は、大切な物が離れてしまった物同士として、新たな絆が芽生えたようだ。

そして、にこは立派な綺羅電機社員となり、日夜働いている。その収入は、矢澤家の支えにもなっているし、真姫にいいプレゼントも買えるようになった。

その後、穂乃果についても異動が決まり、穂乃果はすぐ近くの金沢へやってきた。

どこか違って、どこか共通点のある二人だが、恋愛関係においては似たような境遇をたどってきた物同士、休日にはよく一緒にいるという。

高校一年の頃から、様々な境遇にあい、波瀾万丈な人生を送ってきた。矢澤にこ。

つらいことや苦しいことも多く味わったが、様々な大逆転があり、アイドルになるという夢は惜しくもなくなってしまったが、結果的にいい仕事に就けて本人は大満足のようだ。

あるときはアイドルになりきり、かわいこぶって見たり、またあるときは、後輩達や妹の頼れる姉御ぶりを発揮したり、またあるときはマザコンで少し甘えてみたりする。

25年近く生きてきた、いろいろなことがあった、でも決して彼女は弱みを見せなかった。

みんなに余計な心配をかけたくないという気持ちは人一倍あったのだろう。

しかし、姉妹達も真姫も、決してにこが原因で傷ついたりはしていない。

本人の理想とは違うかもしれないが、すごく大切なことなのでよしとしようじゃありませんか。

にこにーは、まだまだかがやき続けるのだ。

終わり。
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