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曜「友たちのことになると感情が抑えきれない」Part8

生徒会室

梨子「まさか暴力をふるう人だったなんて…」

ルビィ「違うの!曜ちゃんは悪くないの…もともとルビィが悪くて…」

花丸「ルビィちゃんも悪く無いズラ!マルがぼーっとしてたからズラ!」

千歌「ほへ?知ってるの?」

善子「まさか…あなたたちも悪魔の堕天使だったなんて…」

梨子「違うと思うけど…、それで何があったの?」


ルビィ「実は…、私、マルちゃんとぺろぺろキャンディなめながら沼津の街を歩いてたんだけど、そのときに怖そうな男の人とぶつかっちゃって…そして突然怒鳴られて…うええええええええええん!」泣いてる

ルビィはいきなり大泣きした。

花丸「ルビィちゃん!泣かないで…」

ダイヤ「まぁ、そっとしてあげてください。」

千歌「怖そうな男の人って…もしかしてあいつらかも…」

梨子「千歌ちゃん?知ってるの?」

千歌「絶対じゃないけど、中学の時クラスにこんなのいたなぁ…ってね。」

花丸「そういえば、曜ちゃんのこと知ってたズラ~」

千歌「じゃあ間違いない!あいつらめ~うーっ…」

梨子「千歌ちゃん、どうしたの!」

ルビィ「うう…でも…助けて…くれたから…」

花丸「曜ちゃん、マルたちを助けるためにやっつけてくれたズラ~」

千歌「なら曜ちゃん何も悪くないじゃん!おかしいよ!」

梨子「でも、かといって実力行使はよくないんじゃ…」

ダイヤ「その通りです。被害者から過剰防衛だと訴えられ、先生たちはかんかんです。」

善子「おお、曜にも悪魔の宿りが…」

花丸「善子ちゃん、ちょっとルビィちゃんと一緒に外出ようか。」

ルビィ「ふえ…ふえ…」

花丸は善子とルビィとともに外に出た。

千歌「なんで実力行使はよくないの?ルビィちゃんたちは襲われたんでしょ?」

梨子「そうなんだろうけど、やりすぎでは…」

ダイヤ「そうですわね…被害者は出血を伴ってるようですし…」

千歌「あいつら…もっとひどいことしてるのに…」

梨子「それはとういうこと?」

ダイヤ「わたくしも知りたいですわ」

千歌「中学のころ、私のロッカーにGを大量に入れられたり、掃除さぼってるのを言ったら突然襲ってきて、箒で守ろうとしたら折れちゃって…そしたら私のせいにされて…。もうひどい目にあったよ…」

梨子「それは酷い!それで一方的に悪者にしちゃうなんて…」

ダイヤ「そんな低レベルの人間でしたの…すみません、私の力不足で、曜さんと、それとAqoursを救うことができなくて…」

梨子「それはどういうことですか?」

ダイヤ「実は、この事件が起こった後、ルビィは服を汚して、泣きながら帰ってきたのです。その時に怖い男の人にぶつかってぺろぺろキャンディを服につけてしまった、それで襲われたと…そのあとはただ泣いてただけでした。」

ダイヤ「ですが、そのあと鞠莉から浦の星の生徒に暴力を振るわれたという被害者がいたという連絡がありました。その時に赤髪の子がぶつかってきて注意していたら突然グレー髪の子が表れて突然殴られたと。」

ダイヤ「私は赤髪の子がルビィだということがすぐわかり、聞こうとしましたがルビィはショックが大きかったようでずっと泣いてました。なので、そっとしておきました
。」

ダイヤ「私はルビィが震えてるということは、その人たちは恐喝をしたのだと思いました。それを鞠莉にいったのですが、先生たちがなんであれ暴力を振るのはよくない、それに浦の星の風評被害にまでなってる。なので曜には停学の処分をすると言ってました。」

千歌「曜ちゃん…」

梨子「それで停学って…理不尽よね」

ダイヤ「私もそう思いまして、ルビィが恐喝にあったことを説明しながら先生たち、それに小原家の方々にも頭を下げました。ですが、停学は免れたものの、Aqoursは解散してもらうと…風評被害でかなり参られてるようで…」

千歌「そ、そんな…」

梨子「そうなっているんじゃ仕方ないわね…」

ダイヤ「はい、このままでは廃校を阻止できないと…」

千歌「そんなのやっぱりおかしいよ…」

梨子「え?」

ダイヤ「千歌…さん?」

千歌「やっぱりおかしいよ!曜ちゃんは、ルビィちゃんたちを助けるために戦ってくれたんだよ!それなのに解散だなんて…おかしいよ!」

梨子「千歌ちゃん…」

ダイヤ「ですが…周辺住民からも苦情が来てますし…」

千歌「私、曜ちゃんに話してくる!それじゃ!」スタッ

梨子「あっ、待って!」

千歌は曜と話するために飛び出していった。

梨子「もう…」

ダイヤ「しょうがないですねぇ…」

そのころ、海岸にて。

曜(もう終わったんだ…何もかも。千歌ちゃんとの関係も、スクールアイドルも…)

曜(そんなことないのに、昔からすごいすごいって褒められてたけど、千歌ちゃんは、あんまりほめてもらってなかったっけ…だから、私の誘いも断っちゃってたのかなって…)

曜(それに梨子ちゃんが来た時から、千歌ちゃん梨子ちゃんと夢中になって…私とじゃやっぱり嫌なのかなって思って…)

曜(そのうえ、私は暴力をふるってしまい、Aqoursの名に泥を塗ってしまった。もうこれで終わったんだよ。)

曜(だから、これからは海と生きよう。海なら、私を受け入れてくれる。そうに違いない。)

曜(じゃあ、いくよ…千歌ちゃん…本当にごめん!)

曜「はあーっ!」ピョン

ジャプーン!

曜は海面に向かってジャンプした。制服を捨て、持っていた水着に着替えたうえで…

裏では、曜を探している千歌が追いかけている…

果たして、曜の運命やいかに。

そして、千歌はAqoursを取り戻すことができるのか。

続編に続く。

※これでこのタイトルでの話はおしまいになりますが、次回からは千歌メインでの話となり、タイトルが変わります。
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